VDT症候群の症状 おもな自覚症状は、疲れによる充血やかすみ目、視力低下などの目に関する不調ですが、身体の痛み、胃痛や食欲不振便秘などが起こることもあります。

さらに進行すると、イライラや不快感、抑うつといった一見目とは関係のなさそうな症状へ発展することもあるので気をつけましょう。

VDTを使っていて、何か不調を感じた場合は、早めに眼科専門医へご相談下さい。

1日の連続作業時間が長くなるほど、目に関する訴えが多くみられます。

ひどくなると、近視、角・結膜炎、ドライアイなどの目の異常とともに、ひたいの圧迫感やめまい、はきけまでおこすこともあります。

 
1.視覚負担症状群
目の乾き・痛み、充血感、ぼやける、視力低下感、眼精疲労、調節緊張、結膜炎、角膜炎、涙液減少など。
2.筋骨格系負担症状群
首や肩のこり、背中のだるさ、首から肩・腕が痛む、足や腰のだるさなどの症状がおこり、慢性的になると、背中の痛み、手指のしびれなどいろいろな症状に進展します。
3.精神神経負担症状群
頭痛、めまい、だるさ、食欲不振、過食、いらいら感、生理不順や流産 、不安感を招いたり、抑うつ状態になったりします。
4.VDT症候群の原因
●グレア
グレアや画面への映り込みが、眼疲労を増加させます。照明が画面に映り込むと、明るさの調整やピント合わせなどの目の機能に負担をかけ、目の疲れの原因になります。
左のグラフは、ある事業体で調べた、画面の映り込みが「ある」場合と「ない」場合の、眼疲労症状の訴え率です。作業時間が長くなると、どちらの場合も眼疲労を訴える率が増加しますが、天井照明や窓などの映り込みが画面上に「ある」場合の眼疲労訴え率のほうが、「ない」と回答した人よりも高いことがわかります。
画面の文字を明るくしすぎた場合にも、グレアの原因となります。(直接グレア) 直接グレアの代表が、窓からの光と照明です。
作業している人は、画面上の文字や図を見ようとしますが、それと同時に、窓や照明の光も視野の中に入ります。本人は、特別つらいと感じない場合が多いのですが、必要のない過剰な光源は、あとで視覚負担症状を増加させます。

●姿勢
無理な姿勢や、同じ姿勢の持続が肩こりや腰痛などを引き起こします。
右の絵のように、椅子が高すぎたり、逆に椅子が低すぎたりすると、不自然な姿勢となり、筋骨格系負担症状が増加します。 椅子の高さや画面の位置などを調整して、無理な姿勢での作業にならないよう注意しましょう。
左のグラフは、楽な姿勢で作業ができると回答した作業者と、できないと回答した作業者の、肩こりや腰痛など(拘束姿勢による症状群)の訴え率の比較です。 「楽な姿勢で作業できない」と回答した群で、拘束姿勢による症状群の訴え率が高くなっています。
書類やコンピュータ本体が机の上にあると、キーボードを置く場所を自由に動かすことができず、無理な姿勢の原因となる場合があります。 机の上を整理し、作業に必要なスペースを、余裕をもって確保するなどすれば、キーボードの位置を自由に動かすことができ、筋骨格系負担症状は減少します。 また、机の下にものを置かないようにして、足下のスペースを広げることも、楽な姿勢をとるためには大切です。

●目の動き
書類と画面を交互に見ると目の調節機能も頻繁に使うため疲れるとも考えられます。タイピングに慣れない人は書類、画面、キーボードと視線を交互に動かすことになりますから、さらに目が疲れます。

画面の位置が高い場合は上のまぶたもいつもより大きく広がり、目が乾きがちになります。テクノストレス症の一部としてドライアイのある人は多いのです。

5.ドライアイとの関係

目は、まばたきによって涙が送られると潤い、酸素や栄養分が補給されます。ところが集中してコンピュータ画面や小さな文字を見続けると、まばたきの回数が普段の約1/4に減り、一時的なドライアイにおちいります。

VDT症候群とドライアイは互いに症状を悪化させあうので、意識してまばたきを増やす、エアコンの風に直接当たらない場所に座る、加湿器や濡れタオルを干すなどの対処法で、目の乾燥を防いでください。

加齢やストレス、寝不足によっても涙は減少するので、働きざかりの方は、いっそうの注意が必要です。

 

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